まず、全国の皆さんに鳥からの健康被害について知ってもらうことが必要でしょう。鳥さん達も、ただ毛嫌いされているのではかわいそうです。これらを知った上で、鳥と人間との共存関係を考えるべきです。
最近、特に問題視されているのが「鳥」からの感染症です。鳥は、人間にも感染する病気=「人獣共通感染症」や、寄生虫を持っており、またアレルギーの原因となることがあります。
「人獣共通感染症」
「人獣共通感染症」と言い、人間も病気になる動物の感染症のことです。クリプトコックス症・オウム病などの奇病(乾燥したフンの中でカビが繁殖し、大気中に拡散され、そのカビを吸ったことにより引き起こる。主に頭痛・めまい・高熱・咳)で、脳に入ると死に至ることもあります。
参考:ハトと病原菌・寄生虫
「その他、健康被害」
アレルギー性喘息・皮膚炎の発症があります。ベランダの換気口などからフンやダニのフンが空気中より部屋に侵入します。鳥の体につくダニ・ワクモが人を刺します。フンの中にいる寄生虫や細菌が人にうつります。
今、この鳥のフンからおこる病気について非常に注目・問題視されています。
一番問題視されているのは、クリプトコッカス症です。
感染症の患者は年間数百人といわれています。しかし、風邪の症状に似ていることや、レントゲンで違う病気に誤診されるなどしてしまい、専門医にかからなければなんの病気かわからないままという状態まで起きているのです。例えば、レントゲンを取って肺ガンだと診断され、手術してみるとクリプトコックス症であったという事例もあります。
東京都環境局との意見交換の中で、クリプトコッカス症にかかったまま、「多くの人がおざなりにされているのでは?」「風邪と誤診されたままなのでは?」との意見もありました。
