鳩やカラスなどの鳥害を我々と一緒に解決していきましょう – 鳥害対策のアンテック

カラスの生態

烏(カラス)

カラス

カラス

知能が発達している。
遊んでいる光景がよく見られる。
数百~数万匹の集団でねぐらをとる。
営巣期間中は縄張り意識が強い。

分類スズメ目カラス科
学名< Corvus macrorhynchos >
日本名:ハシブトガラス
英名:Jungle Crow
< Crovus corone >
日本名: ハシボソガラス
英名:Carrion Crow
< Corvus frugilegus >
日本名:ミヤマガラス
英名:Rook
特徴ハシブトガラス
全長56cm、体重600~750g。
全身黒色をしています。嘴は太く、上嘴は大きく湾曲しています。額は盛り上がって、丸みがあります。出っ張って見えます。「アーアー」「カーカー」と澄んだ声で鳴きますが、濁った声でも鳴き色々な声を出します。九官鳥のように人間の声や、猫等動物の声を真似るカラスもよくテレビで紹介されています。様々な声を出すことが出来るようです。
ハシボソガラス
全長50cm、体重320~686g。
全身黒色をしています。嘴はハシブトカラスより細く、湾曲は少ないです。「ガーガ―」「ガアァガアァ」と濁った声を出します。
ミヤマガラス
全長47cm、体重325~516g。
全身黒色をしています。嘴は細く尖っています。成鳥では嘴の基部が灰白色で目立ちますが、幼鳥では黒色をしています。ハシボソガラスに似た濁った声を出します。
すみかハシブトガラス
日本では留鳥として全国に生息しています。人家の近くでも多く見かけられます。
ハシボソガラス
日本では留鳥として全国に生息していますが、沖縄ではまれな冬鳥とされています。農耕地や河川敷のような開けた環境を好みます。
ミヤマガラス
冬鳥として西南日本を中心に渡来します。特に九州でよく見かけられます。近年は、越冬分布を日本海沿に東へと範囲を広げています。市街地、農耕地、林、河原、海岸、山地なおいたるところで見かけられるようになりました。ハシブトガラスは市街地や林を好みますが、ハシボソガラスとミヤマガラスは農耕地など開けた場所を好みます。
えさ昆虫や種子、果実を主に食べますが、鳥の卵、ヒナ、残飯や動物の死体なども口にし雑食性です。ハシブトガラスはハシボソガラスに比べて動物質の餌を好む傾向があります。食べ物をその場で食べずに、木の枝や建物のすきまに蓄えて後で取り出して食べる貯食行動を行います。クルミを食べるカラスもいます。硬いクルミをどうやってカラスが割るか知っていますか?人間の車の前にクルミを置いて、車に引かせるカラスもいるそうです。そんな頭を使うカラスは、犬ぐらいの知能を持っていると言われています。また、カラスは咽に食べ物を溜め込むことが出来ます。つまり、咽が貯蔵庫としての機能をはたしているのです。
繁殖3月から7月に樹上や高電線の鉄塔に木の枝や針金などで巣を作り、一回で3~5個の卵を産みます。抱卵は雌だけしかしません。20日前後で卵は孵化し、雌雄でヒナに餌を与えて約35日ほどで巣立ちに至ります。巣立ちした後も、50~100日ぐらいは家族で行動します。ミヤマガラスは日本では繁殖を行いません。一夫一婦制。夫婦で行動します。子育て時のカラスは大変デリケートで、巣に近づいた人間を襲う被害が多くなっています。これは、カラスの巣を作る場所が人間のそばになってきたからこそだと考えます。

カラスは、声を使って仲間と会話します。
ゴミネットを持ち上げる係りと中のゴミを引っ張り出す係りに分かれるなど、協力し合った社会性をもった行動が可能です。
加えて高い学習能力も持ち、賽銭泥棒や電車や飛行機の置き石などの問題を発生させることもしばしばです。

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