椋鳥(ムクドリ)
夏~冬など、集団で就寝する時期がある。
泣き声が耳につき、うるさい。
分類 | スズメ目ムクドリ科 |
学名 | < Sturnus cineraceus > 日本名:椋鳥 英名:Grey Starling, White-cheeked Starling |
特徴 | 全長24cm、体重75~90g 背は黒褐色で、お腹は淡い色、頭・翼・尾は黒味が強い色をしています。頭頂から頬は白色をしています。まるでお化粧をしているみたいですね。脚と嘴は橙色です。「キュルキュル」「ジャージャー」「ケケケ」「ジェー」「ツィッ」と色々な声で鳴きます。足を交互に出して歩きます。 |
すみか | 日本全国に生息しています。農耕地、公園、庭園、林、牧場、果樹園、ゴルフ場など植物、樹木があるところを好みます。夕方から街路樹で大量に集まっているのをよく見かけるようになりました。 |
えさ | ミミズ、両生類や昆虫を主に食べますが、雑食性です。桜の実、エンジュなどの木の実、梨、桃、ブドウ、リンゴ、かきを好んで食べますが、柑橘系の果樹は食べません。柑橘系などすっぱいものは、嫌いなようです。 |
繁殖 | 3月下旬から7月までが期間で、年に1・2回繁殖期があります。一夫一婦制。枯草、羽毛、獣毛、落ち葉などで巣を作り、薄い青緑色の卵を4~7個産みます。雌雄で抱卵し、約12日で孵化し、その後23日で巣立ちをします。巣立ちしたヒナは1ヶ月間は親と行動をともにします。巣立ちが短いために、繁殖数が多い鳥です。 |
近年、駅前の樹木などで被害が発生しています。
数万羽はいると思われる集団は、そのうるさい泣き声と共に、大量の糞を落とします。
夜が遅くなるとぴったりと寝静まるのも特徴です。